自分でもできる台本製本の方法を紹介

台本を製本するには4つのとじ方があります。初めてでも簡単に行える「無線とじ」、手作り製本の王道「糸かがりとじ」、現在最も主流な方法「網代とじ」、針金を用いてとじる「平とじ」です。無線とじは「無線」と言うとおり糸など接着剤以外のものを使わずにとじる方法です。「接着剤だけを用いる方法で強度に問題はないのか?」という疑問も生まれますが強度アップのために、のりが触れる表面積を増やす溝を、とじる前に背に入れる作業が一般的に行われます。表紙と本文を接着する前に印刷した本文を揃えてクリップで留め、背側に約5ミリ間隔でかなきりのこぎりをつかって深さは2ミリ程度の切り込みを入れます。糸かがりとじに比べて工程数が少ないため、手軽に行うことが出来ます。折丁を単位としないとじ方で印刷してしまったケースにおいてはこのとじ方を活用してみてはいかがでしょうか。

4つのとじ方、無線とじ、糸かがりとじ、網代とじ、平とじ

糸かがりとじは手作りの台本を製本する事における王道なとじ方です。前の無線とじに比べて、糸でかがる必要があるなど少々手間がかかる上に、かがり方を覚えるのは一苦労ですが、完成したときの達成感はとじ方の中でも抜群です。糸かがりとじは網代とじと同様の折丁を単位として綴じます。本文は折丁印刷しておかなければなりません。道具については本格的なものをそろえれば、安定してキレイに仕上げられますが、何冊も作らなければいけない状態でない限りは専門的な道具は必要ないです。網代とじはハードカバー、ソフトカバー両方で、現在では一般的に一番用いられている製本法で、折丁の背に切り込みを入れて、折丁の内側に接着剤をしみ込ませるので、折丁どうしと折丁の中の用紙を一回の背固めで接着するという何ともハイテクなとじ方です。

最も簡単な無線とじ、達成感味わえる網代とじ

平とじとは、いわゆるホッチキスの大きなものでとじたものです。一般的にホッチキスなどでとじたものもこの製本法に当たります。通常は大きなホチキスを用いて機械で行いますが手作りなので針金はゼムクリップを分解して使ったりもします。ペンチが必要です。折り丁やペラで印刷された本文に針金を通してとじる方法で、さらに本文を背中側で固めることで開閉したときに本文の形が崩れないようにします。針金部分が露出せぬよう見返しをつけたり、表紙を針金部分まで接着したり、工夫を行います。強度はいうまでもなく群を抜きますが安全性の面でイマイチです。ここまでの工程を見ても分かるとおり、最も手軽に試すことができるのは、無線とじです。道具も最小限で、台本を固定するクリップと接着材があれば立派な台本が製本できます。完成品に達成感を味わい味わいたい場合は、糸かがりとじや網代とじも試してみてはいかがでしょうか。